「えっ、坂東龍汰さんって、あの透明感のある若手俳優でしょ? そのお父さんがまたすごい人ってホント?」
そんな噂を耳にして調べてみたら…予想を超える“規格外”な人物でした。
実は、坂東龍汰さんの父親は、若い頃アメリカで夢を追いかけ、やがて北海道で自然と共に生きる道を選んだ、いわば“リアル風の谷のナウシカ”みたいな人なんです。
今回は、坂東龍汰さんの父親・坂東剛さんの経歴や人柄、親子関係まで、わかりやすくご紹介します!

坂東龍汰インスタグラムより
坂東龍汰の父・坂東剛さんってどんな人?
まず結論からお伝えすると、坂東剛さんは一言でいうと「人生の冒険家」。
- 映画監督を目指し単身アメリカへ
- ニューヨークで歯科技工士として起業
- 帰国後は北海道で農場を立ち上げワイン造り
「え、それ全部一人で?」と驚きますよね。
坂東剛さんは、「仲洞爺バイオダイナミックファーム」という農園を運営し、バイオダイナミック農法(自然との調和を重んじる農業)を実践しています。
こちらがお父さんの坂東剛さんです。

引用元:洞爺湖バイオダイナミック ファーム-Home page
✅参考: family-athome.com
映画監督志望から“農場主”へ──坂東剛さんのユニークな経歴
坂東剛さんは奈良県出身。19歳のとき、映画監督を夢見てカリフォルニアに渡米。ところが、人生は思いがけない方向へ。
その後ニューヨークに移り住み、歯科技工士の会社を設立。なんと11年間も経営していたそうです。
安定した生活を築いていたにもかかわらず、彼は2000年頃に家族と共に北海道へ移住。都市の喧騒を離れ、自然の中での自給自足生活をスタートします。
しかも、家まで自分で5年かけて建てたというから驚きです。
✅参考: akopy.net
「北海道シュタイナー学園」の設立にも尽力
坂東剛さんが特に感銘を受けたのが、オーストリアの教育哲学者ルドルフ・シュタイナーの思想。その影響で、北海道に「いずみの学校(シュタイナー学園)」を立ち上げる活動にも携わりました。
坂東龍汰さん自身も、小中高の12年間をこの学校で過ごし、演劇や芸術への関心を深めていきます。
「父の影響で“自分の信じる道を貫く姿勢”を学んだ」と、インタビューでも語っていたほどです。
✅参考: シュタイナー教育って何?
坂東龍汰さんと父親の絆もアツい!
出典:オリコン
坂東さんは過去に、「父と家を一緒に建てた思い出がある」「父のライフスタイルに影響を受けた」と語っています。
演技の道を選んだ背景には、家族との“深い絆”があったのかもしれません。
- 芸術的な感性は母から(陶芸家)
- 大自然と共に生きる強さは父から
まさに、芸術×自然という理想的なバランスの中で育った坂東龍汰さん。彼の飾らない人柄や感性の豊かさも、きっと家庭環境が大きく影響しているのでしょう。
母は陶芸家|感性の原点はここにあり?
一方で母親は、陶芸家として創作活動に打ち込むアーティスト。
「土に触れ、形をつくる」という創作の現場が日常にあったことは、坂東さんの豊かな感受性や表現力に大きな影響を与えていると考えられます。
シュタイナー教育やアートを重視した家庭環境、そして自然の中での生活。これらが今の坂東さんの土台になっているのは間違いありません。
坂東龍汰のブレイク作品は?“影のある存在感”で一気に注目

坂東龍汰さんが本格的に注目を集めたのは、2019年公開の映画『十二人の死にたい子どもたち』(監督:堤幸彦)での存在感ある演技でした。
自殺志願者の一人という難しい役柄ながら、ミステリアスで繊細な演技が「誰あの俳優?」と一気に話題に。
✅参考: 映画.com|十二人の死にたい子どもたち
出典:テレビ朝日
さらに2022年のドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)では、木村拓哉さん演じる主人公の教え子役として出演。これまでの作品とは打って変わって、明るく熱血なキャラクターを演じ、振り幅の広さを見せつけました。
そして2023年〜2024年にかけては、『RoOT / ルート』(テレビ東京系)や映画『春に散る』など、主要キャストとしての出演が増加。若手実力派俳優としての地位を確立しつつあります。
主な出演作(一部)
- 『十二人の死にたい子どもたち』(2019)
- 『弱虫ペダル』(2020)
- 『未来への10カウント』(2022)
- 『春に散る』(2023)
- 『RoOT / ルート』(2024)
坂東さんの魅力って、「セリフのない表情の演技」がすごく印象に残るところなんですよね。派手な芝居じゃないけど、静かな中に感情がじんわり伝わってくる。
そういう演技力って、一朝一夕じゃ身につかない。経験と感性の融合があるからこそ、今のポジションがあるんだと思います。
坂東龍汰(ばんどう りょうた)プロフィール
引用:ピンタレスト
坂東龍汰さんは、ナチュラルな雰囲気と繊細な演技で注目される若手俳優。実はアメリカ生まれで、芸術と自然に囲まれて育った、ちょっとユニークなバックグラウンドを持っています。
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 坂東 龍汰(ばんどう りょうた) |
生年月日 | 1997年5月24日(28歳) |
出身地 | アメリカ・ニューヨーク生まれ/北海道育ち |
身長 | 175cm |
血液型 | O型 |
所属事務所 | 鈍牛倶楽部 |
デビュー年 | 2017年 |
趣味 | 写真、油絵、古着屋巡り、ロードバイク、ボクシング |
特技 | ギター、バイオリン、スキー、社交ダンス、クレイアニメ制作 |
ちょっと一言!
坂東さんは、いわゆる「ザ・芸能界育ち」とは違って、自然と芸術に触れながら自由に育ったタイプ。子どもの頃から演劇や絵、音楽に囲まれて過ごしていたからこそ、あの“ナチュラルな演技”が生まれるんだなぁと納得です。
まとめ|坂東龍汰さんの活躍の裏に、父・坂東剛さんの自由な生き方あり!
坂東龍汰さんのお父さん、坂東剛さんの人生は本当に型破り。でも、だからこそ、息子である坂東さんも、“既成概念にとらわれず、自分の道を歩む”ことができたんじゃないでしょうか。
芸能界という厳しい世界で、個性を大事にしながら一歩一歩前進している坂東さん。そのルーツを知ると、ますます応援したくなりますよね。
最後にもう一度。
坂東龍汰さんの芯の強さと多彩な表現力は、父・坂東剛さんという“自然派アーティスト”の背中を見て育ったからこそ、なのかもしれません。