数々の人気アイドルグループのブランディングを手がけてきたミンヒジンさん。
所属事務所HYBEとのトラブルについて、2024年4月25日に緊急会見をしました。
会見時には、NewJeans・ルセラフィム・ILLITのアイドルグループの名前も出ていたのだとか。
トラブルとは一体何があったのか、会見内容と動画をまとめてみました。
ミンヒジンとHYBEに何があった?
ミンヒジンさんが会見をすることになった経緯は、所属事務所HYBE側からの背任疑惑と解任要求をされたことがきっかけでした。
会見は2時間に及び、ミンヒジンさんの感情的な発言や、HYBEとのエピソードなどが話題になっています。
「業務上背任容疑」とはどういうことなのか、詳しく見ていきましょう。
HYBEの告発でトラブルが表面化
HYBEがミンヒジンさんに対して告発した「業務上背任容疑」とはどういうことなのでしょうか?
それは、ミンヒジンさんの会社ADOR(アドア)がHYBEから独立して経営を乗っ取ろうとする裏切り疑惑があったということです。
アドアが独立しようとする動きをHYBEが事前に把握し、監査権を発動。アドアの取締役たちに対して株主総会の招集と、ミン・ヒジンの辞任を要求していた。そしてこれに対し、ミン代表は「経営権乗っ取りという話は、まったくもって事実ではない」と主張。HYBEとの対立は「子会社からの盗作論争から始まったもの」と言い、自身がつくりあげたNewJeansをHYBEがコピーして、子会社のビリーフラボから、ILLIT(アイリット)をデビューさせたという疑惑を提起していた。
引用:Yahoo!ニュース
この通り、ミンヒジンさん本人は容疑を否定しています。
それに伴い、ミンヒジンさんはアイドルグループのコンセプト盗作などの問題も提起しました。
韓国中央日報の報道によると、ミン氏は15時からスタートした記者会見に、野球帽とTシャツというカジュアルな服装で出席。2時間にも及ぶ会見を通じて、身の潔白を主張した。また、自身がNewJeansの経営を掌握したかったという首脳陣らの意見に反論、意見の相違について説明した。そして、HYBEからデビューしたILLITは、NewJeansの盗作であることを、改めて主張した。
引用:billboard JAPAN
<提示されたトラブル>
・子会社ADOAの親会社HYBEに対する経営剥奪疑惑(HYBEが主張)
・HYBEのコンセプト盗作疑惑(ミンヒジンが主張)
ここからは会見の様子とトラブルの内容について、詳しく見ていきましょう。
ミンヒジンの会見内容・要点まとめ【和訳】
ミンヒジンさんの会見は感情的で激しい発言も多く見られ、他にはない会見の雰囲気に注目度が高まりました。
途中で泣き出してしまう場面もあり、ミンヒジンさんの怒りと悲しみが伝わってきます。
ミンヒジンさんが会見内で主張した内容を見ていきましょう。
NewJeansのデビュー時期の遅れに不満
ミンヒジンさんによると、本人が手がけるアイドルグループ「NewJeans」のデビュー時期を操作されたというのです。
事務所HYBEからは別のグループ(後のLE SSERAFIM)を先にデビューさせるとの指示があったそうです。
2019年のHYBE入社時からミン・ヒジン氏がプロデュースするガールズグループ(後のNewJeans)は「HYBE最初のガールズグループ」としてデビューさせるべくプロジェクトが進んでいた。
しかし、2021年6月か7月頃、ミン氏は急に会社の事務所に呼ばれ、ある通告を受けた。
「HYBEの最初のガールズグループはSOURCEから出すべきだと思います。宮脇咲良、キム・チェウォンを筆頭としたグループを出すことにしました」
かくして2022年5月、LE SSERAFIMが先にデビュー。NewJeansは同年7月のデビューとなった。
引用:Yahoo!ニュース
『LE SSERAFIMが出るまでNewJeansの宣伝をしないでほしい』と。『なぜ宣伝したらいけないのか』と聞いたら、『ミン・ヒジンのガールズグループのように勘違いさせなければならない』と。
引用:Yahoo!ニュース
LE SSERAFIMを先にデビューさせたのは「あのミンヒジンが手がけたグループ!?」と思わせたかったからのようですね。
ミンヒジンさんは、会見時にトーク画面を見せて説明していました。
証拠がある分、これは信憑性があるのではないでしょうか?
グループのデビュー時期をコントロールされ、思うようにプロデュースさせてもらえない環境だったんですね。
コンセプトを真似された
また、2024年3月にHYBEからデビューしたアイドルグループ「ILLIT(アイリット)」について、
「コンセプトを真似された」と触れています。
ILLITについて、メンバーは無実だが「罪を犯したのは大人たちだ」と発言。コンセプトからファッションのコラボレーションまで、「NewJeansと築き上げた手法を全てコピーした」と述べた。
引用:AREAdot.
確かに、映像を見ると振り付けやカメラワークなど全体的に似ているように見えます。
ミンヒジンさんは、これまで「少女時代」や「EXO」など有名グループの衣装や映像のコンセプトを手がけてきました。
「コンセプトの職人」とも言われていて、K-POP界のイメージを確立させたかなりの実力者です。
今まで積み上げてきたものを真似されたと感じるほど、HYBEに対して不満感が高まっているようでした。
NewJeansの衣装で会見
今回の会見では、ミンヒジンさんのノーメイクでラフな服装も注目されました。
これはNewJeansメンバーの新曲衣装とほぼ同じものだったそうです。
この日ミンジが着ていた衣装がK-POPファンたちの間で目に留まり、ミン・ヒジン代表がHYBEと対立している中でも無意識にNewJeansのシングルをPRするのに神経を使っていたのではないかという声が上がっている。K-POPファンたちは「実際にPRを意図していたなら、ミン・ヒジン代表は本当にわたしたちの想像以上だと思う。一言で言うと、NewJeansに夢中の人」などの反応を示している。
引用:Yahoo!ニュース
PR目的なのかは不明ですが、「衣装これなの芸術点高い」「意気込みが伝わってくる」などの声が多かったです。
心からNewJeansのことを思っているんですね。
ファンからはかなり好印象だったようで、会見後には着ていた服がネットで完売する事態になったそうです。
ミンヒジン対HYBEパク代表のトラブルに対する反応
かなり話題になっているこのトラブルですが、世論の反応はどうだったのでしょうか?
初めは「ミンヒジンが暴走した」という否定的な見方が多かったそうですが、会見がきっかけでミンヒジン派がかなり増えたようです。
様々な意見が飛び交っていたので、2つに分けて紹介していきます。
内情を暴露しすぎ?
コメントを調べていて、まず目に飛び込んできたのは「やりすぎ」「論点がずれている」といった意見です。
「組織ってそういうことだよね」「ミンヒジンが組織人に向いてない」という声もありました。
ミンヒジンさんが公表しなければ知らなかった情報がたくさんあったので、「やりすぎなのでは?」と感じる人もいたようです。
「組織に属していると上には逆らえない」というのが世論の流れですが、ミンヒジンさんは上層部が強い組織の中でも反論したということですよね。
これはかなり勇気が必要だったのではないでしょうか?
「自分の意見を言えるのがすごい」と言うミンヒジンさん寄りの声も多数見かけました。
NewJeansやルセラがかわいそうの声
次に多く見かけたのが、今回名前が出されたNewJeans・LE SSERAFIM・ILLITを心配する声です。
「急に名前を出されてかわいそう」「本人たちは何も悪くないのに」「ファン同士で対立しませんように」などたくさんありました。
これは所属事務所同士の問題ですから、名前を出された3つのグループのメンバーは何も悪くありません。
コメントにもあるように、対立することなくいつも通りの雰囲気でパフォーマンスを見たいものですね。
まとめ
このページではミンヒジンさんの会見内容についてまとめました。
- HYBEがミンヒジンに背任容疑と解任を要求
- ミンヒジンは容疑を否定
- 「NewJeans」「ILLIT」「LE SSERAFIM」のグループ結成に盗作トラブルあり
- 世論はミンヒジン寄り
アイドルグループ事務所でのトラブルというだけあって、かなり注目度が高まっています。
今後どのように落ち着くのか、見守っていきましょう。