バラエティ番組で大活躍のあのちゃん。
「ちゅ、多様性。」のヒットで歌番組で見かける機会も増えましたが、ぶっちゃけあのちゃんの本業って何なの?てか何者?と思っている方もいるのではないでしょうか?
バラエティの印象も強くて、不思議キャラのタレントというイメージが先行していましたが、元は地下アイドル出身で、どちらかというと歌が本業です。
今回はそんなあのちゃんの本業・歌手と、元地下アイドルとしての活動経歴をまとめました。
あのちゃんって結局何者?今の本業は歌手
あのちゃんの本業は歌手・アーティスト
2023年にはかなり歌番組の出演も増え、ついに紅白歌手となったあのちゃんことアーティスト「ano」。
言ってしまえば、本人は何が本業で何が本業じゃない、という考え方はしていないだろうと思いますが…
ただ、ルーツからすると、あのちゃんの本業は「歌手・アーティスト」と言えるでしょう。
「ano」名義で歌手活動を始めたのは2020年〜ですが、それ以前から曲のリリースはしていました。
2022年11月23日にリリースした「ちゅ、多様性。」は、YouTubeの再生回数は5,147万回に到達(2023年12月時点)。
以下のように、レコ大をはじめ数々の賞を受賞し、紅白の曲としても選ばれましたね。
- 第65回 輝く!日本レコード大賞「特別賞」
- TikTok上半期トレンド大賞2023ミュージック部門
- ビルボード 2023年上半期Heatseekers Songs 上半期1位 他
この曲は、バンド「相対性理論」の真部脩一さんという方とあのちゃんが共同で作詞をしています。
単に人に提供された歌を歌っているだけではなかったということですね。
あのちゃんの昔からのファンじゃない限り、バラエティタレントとしていきなり出てきて、何か歌も歌い始めたぞ?という印象を持っている人も少なくないのでは…
ですが、決してタレントで売れてるから歌も出しちゃった!ということではなく、あのちゃんにとって歌手はれっきとした本業ということが分かります。
現にあのちゃんは2022年に現事務所のTOY’S FACTORYからメジャーデビューしていますが、
- メジャーデビュー前は6曲のデジタルシングルをリリース(2020~2022)
- メジャーデビュー後は6曲のデジタルシングルをリリース(2022〜2023時点)
しています。
実はバンド活動もやっている
また、あのちゃんは2021年から「I’s(アイズ)」というパンクバンドを組んでおり、ギター&ボーカルを務めています。
あのちゃん個人の楽曲だけではなく、I’sの曲でもあのちゃんが作詞作曲したものが見られます。
▼「僕の春」という楽曲も、「作詞:あの 作曲:あの , 中山 卓哉」とあります。
あのちゃんの個性的でクセになる感じの歌い方がかっこよく、バチバチにアーティストしているなあという感じ。
普段のゆるーい雰囲気も残しつつ、ギターを演奏しながら歌うあのちゃんはまた一味違っていいですね。
バンドのYouTubeには2023年9月14日に渋谷のライブハウス・WWW Xで行われたライブ動画も上がっています。
個人の活動が多忙な中、バンド活動も継続している様で、あのちゃんがちゃんと休めてるか心配になるくらいです。
あのちゃんの経歴|元地下アイドル出身だった
さらにルーツを辿ると、あのちゃんは元々地下アイドルでした。
アイドル時代も界隈ではかなりのカリスマ性を誇っていたようです。
アイドル時代のあのちゃん【画像】
あのちゃんが所属していたのは、「ゆるめるモ!」というアイドルグループ。
活動期間は2013年から2019年9月30日までとのこと。
グループ自体はメンバーの入れ替わりがありながら、今も活動を続けているようです。
▼あのちゃんがいた頃のゆるめるモ!のジャケ写(2019年)ですが、あまり今と見た目が変わらないですね。
ちなみに「ゆるめるモ!」は「『サブカル』っぽい新しい形の地下アイドルのはしりであり、そういった部分で話題になっていた」とありました。(exciteニュースより)
▼2019年にヤングガンガンの表紙を飾ったあのちゃんですが、「女優、モデルとしても活躍」「カリスマアイドル“あのちゃん”」とあって、以前からマルチに活動していたことが分かりますね。
▼脱退後も、普通に「ゆるめるモ!元メンバーあの」としてバラエティで紹介されています。
アイドル時代にもあのちゃんブームがあった
あのちゃんは、アイドル時代にも界隈でちょっとしたカリスマ性を誇っていたそう。
▼2018年・アイドルをしていたあのちゃん
例えば2023年5月に放送された「人志松本の酒のツマミになる話」では、あのちゃんと地下アイドル時代から面識のあるというタレントのでか美ちゃんが、あのちゃんの逸話を紹介していました。
「何がすごかったって、カリスマで。ライブに立つと楽屋であんな角にいた人が、こんなにオーラあるんだとか、こんなに人の心をつかむ歌を歌えるんだ」
「ちょっとすごすぎて。一時期、地下アイドル界に“あのちゃんみたいな女”が大量発生したんです」
「偽物がめっちゃいたんですよ当時!」
excite
いわゆる「あのラー」と言ったりするらしいですが、当時を知る人からの発言は貴重ですね。
さらに、「あのギャル」という言葉も生まれたそう。
あのちゃんの影響といえば、あのギャルという存在があるように、髪型やファッションセンスといった部分が思い浮かぶ人が多いと思う。実際、あのちゃんのコスプレをしてるかのような地下アイドルが大量に存在した時期もあった。
あのちゃんという人はアイドルの領域を押し広げた人、アイドルの概念に革新を起こした人だ。それは、ある意味、ももクロ以降の流れの中でも、BiSやBABYMETAL、でんぱ組.inc よりも大きなものかもしれない。
exciteニュース
あのちゃんを大絶賛するニュースサイトの記事も見られます。
▼また、2023年4月頃〜とそう昔じゃないのですが、Twitterで「水色界隈」というワードも見かけられるようになったそう。
あのちゃんのアイドル時代のメンバーカラーが水色だったことが由来とのことです。
本人のメンバーカラーが水色だったこともあり、青や水色のジャージなどを着ていた。ファンがそのスタイルに憧れ、青や水色を基調としたボリュームネックや白パーカーを着用。そのことから、似たような服装をする人達が「水色界隈」と名付けられた。
JCASTトレンド
あのちゃんは昔から界隈での影響力が凄かったんですね。
あのちゃんがアイドルを辞めた理由
ちなみにあのちゃんがアイドルを辞めたのは、精神的な理由が大きかった模様。
「グループを捨てた」と心無いことを言われたりもしていたようですが、あのちゃん本人が反論のコメントをしています。
「アイドルの時の卒業公演もせず辞めたのは申し訳なかったけどそれを捨てたと思われてるんだなと思うとなんとも言えませんね」
スポニチ
「精神は限界な中色んな責任があるから辞めれなくてもっとおっきくするための提案も却下されてぼくはとにかく引っ張っていかなきゃで、悔しい思いをしながら続けてたんだけど、見てる先のものが全く違くて本当に精神的に狂っておかしくなっちゃって、それを相談する相手は一人もはいなかったしありがたいけどむしろ期待や頼ってもらうことばかりでどんどん気持ちは追い込まれていって結果的に破滅しただけです」
(グループを)おっきくするための提案も却下されて〜とありますが、あのちゃんはああ見えて結構野心家なのかも?
グループ全体の方針とズレがあったり、自分の負担が大きかったり、色々あったようですが、アイドルを辞めるにもあのちゃんなりの葛藤があったのかもしれないですね。
あのちゃんがブレイクしたきっかけ
「ラヴィット」の大喜利がトレンド入りして注目
そもそもあのちゃんが大衆的にブレイクしたきっかけは、TBSの朝の番組「ラヴィット」の大喜利企画。
2021年10月20日放送の「水曜日のダウンタウン」で、霜降り明星の粗品さん・千原ジュニアさん・野生爆弾クッキーさんなどお笑い芸人に遠隔操作されながら「ラヴィット!」に出演し、あのちゃんが大喜利に答える、という企画だったそうです。w
大喜利が得意な麒麟の川島さんにすら「上手っ」と言われるくらい秀逸な回答だったようですね。。
まさか水ダウの企画だったとは知らないスタジオ出演者や視聴者は、あのちゃんのことを頭おかしい子・ぶっ飛んでる子と思ったようです…w
以降、あのちゃんはバラエティでめきめき頭角を表し、本業だったアーティスト活動でもさらに日の目を浴びるようになったというわけですね。
まとめ
あのちゃんって結局何者?本業は?ということでご紹介してきました。
- あのちゃんの本業はソロ歌手やバンドでのアーティスト活動
- あのちゃん自身が作詞作曲にも携わっている
- 2019年まで地下アイドルとして活動していたが、その頃から界隈でカリスマ的存在だった
- ブレイクのきっかけは、2021年のラヴィット大喜利企画での珍回答連発(実は裏で操作されていたw)
アーティスト「ano」と、タレントとしてお茶の間を楽しませてくれるあのちゃん。
色んな才能がある方だと思うので、引き続き活躍を楽しみにしていきたいと思います!