2024年4月9日、K-POPアイドルグループ「Stray Kids」は東京でサイン会を行いました。
そのサイン会後に、スキズの着用衣装が無断でオークションにかけられていたとして問題視されています。
また、サイン会開催に至るまでの過程や、SLBS謝罪文の内容、所属事務所の対応までもが今回の炎上のもとになっているようです。
この記事では、闇オークション炎上の経緯や、STAY（スキズのファン）の声についてもまとめました。
SLBS主催のスキズ闇オークションとは？【炎上の経緯】
今回の炎上の経緯について説明します。
JYPに無許可で衣装を売買
引用：X
スキズのサイン会終了後、メンバー着用衣装をJYP（Stray Kidsの所属事務所）に無断で売買する闇オークションが行われました。
スキズとコラボ中のスマホアクセサリーブランド「SLBS」主催のイベントだったといいます。
実際にメンバーのリノの衣装を購入し、インスタのストーリーにあげた人もいたそうです。
引用：X
こちらが、実際にオークション会場にあったと思われる衣装です。
引用：X
参加者のタレコミで発覚
オークション会場の写真とともに、日本語と韓国語で「3万円（5万円）で購入希望される方いらっしゃいますでしょうか？」とアナウンスしている音声がSNSに投稿されました。
参加者には「このオーディションのことは口外しないように」とのアナウンスもあったといいます。
しかし、参加したスキズファンが声をあげたおかげで今回の闇オークションが明るみになりました。
この勇気ある行動に感謝する人も多くいました！
発覚後にSLBSが謝罪
SLBSは、スキズが広告撮影時に着用した衣装をJYPに無断でオークションにかけたことを認めて謝罪しました。
謝罪文のなかでは、このように言及しています。
- アーティストと所属事務所の事前確認なしにイベントを行った
- 衣装の価値を伝えたくてサプライズとして行った
- オークションを通じて搬出された着用衣装や小物は全て回収し、返金もする
- より慎重にJYPの協議の下で事後処理をする
- できるだけ早く、透明に事後状況を共有する
- あくまでSLBS韓国本社が行ったことであり、SLBS JAPANの現地運営会社である株式会社インバウンドプラットフォームは本件に一切関与していない
以下、原文です。
こんにちは、SLBS韓国本社です。 4/9(火)に発生した不祥事について、該当イベントに関心を持っていただき、応募及び参加してくださったすべての方々、そして該当事件に接したアーティストを応援するファンの方々とアーティスト、所属事務所およびその他の利害関係者の方々に頭を下げてお詫び申し上げ、該当事件の経緯と事後措置を説明いたします。 当社は先日の日本ファンサイン会終了後、株式会社ジェイワイピーエンターテインメントの事前確認なしにアーティストが広告撮影時に着用した衣装及び小物を利用して別途競売を行いました。 大切なアーティストの衣装をSLBSで保管するより、その衣装の価値をよくご存知のファンの方々に伝えようと、どのように伝えることができるか悩み、喜んでいただけるようサプライズの形で別途のイベントを行いました。 アーティストと所属事務所の事前確認なしに別途行事を進行した点、ファンの方々とその他の利害関係者の方々にもう一度深くお詫び申し上げます。 当該オークションを通じて搬出された着用衣装及び小物は全て回収する予定であり、該当金額は当選された方にお返しする予定です。 今回の行事の進行において、皆さまに被害を与えてしまった部分において、当選された方々に頭を下げて申し訳ない気持ちを伝えます。 グローバルイベントという名前に合わないような細心さが足りない状態でイベントを進行してこのようなことが発生し、またそれは私たちの過ちに対する言い訳にもならないので、重い気持ちでより慎重に所属事務所の協議の下で事後処理を進行する予定です。 できるだけ早く透明に事後状況を共有いたします。 今回のことをきっかけに、より大きな責任感を持って慎重に協業に臨みます。 また、SLBS JAPANの現地運営会社である株式会社インバウンドプラットフォームは本件に一切関与しておらず、他の利害関係者及び当選者の方々にも一切の責任がないにもかかわらず、ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。 この謝罪文は、SLBSのインスタグラムとXに掲載後、3日間メインで掲載します。 もう一度心から皆様にお詫び申し上げます。
SLBSがXとインスタにあげた謝罪文
また、「この謝罪文は3日間しかXとインスタに載せない」と記載があった点からも、全く反省していないとの声も上がっています。
炎上の理由はスキズ闇オークション以外にも
闇オークションのここまで話が大きくなっているのは、サイン会当日に至るまでの過程にも問題があったとされているからです。
サイン会の当選者も操作？
途中でトップオーダー制に変更
今回のサイン会の参加資格が30人当たる抽選から、トップオーダー制へと途中で変更されたらしいです。
トップオーダー制とは、抽選だけではなく「グッズを多く購入した人がサイン会に当選しますよ。」というものでした。
SLBSのSNS公式アカウントで、トップオーダーのランキングがリアルタイムで公開されていました。
このランキングも操作があったとされています。
しかし、トップオーダー当選確定後に不当請求が行われていたことも発覚しています。
- 決済エラーによってキャンセル、返金された分の金額も加算された状態でランキングが確定された（だから当選した）
- 返金分を支払わないと当選権が失効される
という内容のメールが半数以上の当選者に届き、お金を用意できない人は結果的にサイン会参加辞退を余儀なくされたそうです。
SLBSの職員が私的にファンをイベントに招待
さらに、SLBSの職員が私的にStrayKids(スキズ)ファンと繋がりイベントに招待したとも言われています。
グッズ購入を煽っていたSLBS
SLBSは2024年2月から、SLBSで5000円以上購入した人などにフォトカードをプレゼントするイベントもしています。
このフォトカードをもらいにSLBSにグッズを買いに行く人も多いのですが、一部のファンが原宿の店舗に訪れた際、店員に「人気のメンバーは半分以上少なく入荷している」と言われたそうです。
つまり、自分の推しのトレカが欲しくて何度も何度も買うように仕向けているようにも思えます。
ただ、この件に関してはビジネスとしてどこでもやっているとの意見もあり、問題は「聞いてもいないのに、店員側から裏側を暴露したこと」にあり、SLBSの教育不足だとも言われています。
スキズはあくまで被害者
SLBSの謝罪文にもあった通り、スキズは何も聞かされおらずあくまで巻き込まれた状態です。
また、この件に関してJYPの対処がなく、SLBSとの契約解除もされていません。
今は、スキズのメンバーがライブ配信を行ったときに、SLBSのスマホケースを外していたという事実だけがファンの安心材料です。
スキズを守るためにも、JYPからの声明、SLBSとの契約解除を求める声が多く上がっています。
STAY（スキズファン）の声
JYPへの不信感
先述したようにこの件に関して、JYPからのコメントは出ていません。
今までもJYPがスキズのことをお金儲けの材料としてしか考えていないのではないか？という行動がみられていて、今回の件についてもしっかりアーティストを保護してほしいとの声があります。
度重なるJYPへの不信感によって、スキズを応援したいけどできないというファンも…
風化させてはいけない
2024年4月18日、SLBS JAPANの現地運営会社である株式会社インバウンドプラットフォームは、「全てSLBS韓国本社がやったことであり今後の問い合わせも韓国側にしてください」という旨の声明文を出しました。
闇オク会場にインバウンドプラットフォームの社員もいたことや利益はもらっていることなどから一切関与していないは通用しないと言われています。
しかし、このままSLBS韓国本社やJYPが何も言わなければこの件が風化してしまうので、スキズの名誉のためにも風化させてはならない！とのファンの声があります。
まとめ
SLBS主催の闇オークション炎上の経緯についてみてきました。
闇オークションだけでなく、サイン会当選者の操作などの詐欺ともいえる行為が今回明らかになりましたが、日本でも韓国でもあまり大きなニュースになっていないようです。
一刻も早くこの件が解決すること、今後こういった事件が起こらないことを願います。
