「あの子は誰？」紅白出演で視聴者騒然──“顔出しNG”の理由とは？
2024年の紅白歌合戦、まさか“顔を隠したシンガー”に注目が集まるなんて、誰が予想していたでしょうか。
紅白初出場を果たしたのは、現役高校生アーティストのtuki.さん。代表曲『晩餐歌』を披露しながらも、彼女は顔を一切出さないままステージに立ちました。この異例の演出に、SNSは騒然。「誰？」「なぜ顔を隠してるの？」と、一時はトレンド入りするほどの話題に。
でも、そこには彼女なりの深い想いと理由があったんです。
顔を隠してでも“守りたい日常”──tuki.が明かしたリアルな理由
tuki.さんは2025年4月28日放送のTBS系『日曜日の初耳学』にて、リモート出演という形で素顔を明かさずに登場。そこで「なぜ顔を隠して活動しているのか？」という疑問に、本人の言葉でこう答えています。
「中学の友達は知っている人もいるけど、今通っている高校は全く知らない。普通の生活がなくなったら曲が作れなくなる気がする」
つまり彼女にとって、“ふつうの高校生活”は創作活動の土台であり、クリエイティブの源。そこを失いたくないという強い意志が、このスタイルに繋がっていたのです。
紅白での演出意図は？NHK側もtuki.の姿勢に寄り添う形で実現
セーラー服に身を包み、うつむきながら歌う姿。表情は一切見せないけれど、声に込めた感情はまっすぐに響く──そんな印象的なパフォーマンスを披露したtuki.さん。
実はこの演出、NHK側が彼女の意思を最大限に尊重して構成したものとされています。本人は紅白のステージでこうコメントしています。
「すごく緊張していたのですが、こんな素敵なステージで歌えて楽しかったです。来年はもっといろんな形で音楽活動ができるように頑張りたいです」
✅【出典】
まんたんウェブ｜2025年1月1日記事
SNSの反響は？「逆に気になる」「顔より声が響いた」の声も多数
紅白放送中からX（旧Twitter）では「tuki.って誰？」「顔が気になる！」という投稿が殺到。中には「自分の学校にtuki.がいるかもしれないって思うと震える」と、まるで都市伝説のように感じる人も。
一方で、
- 「顔を出さないことで、より歌に集中できた」
- 「匿名性が逆に魅力になってる」
- 「声だけで惹きつけるって、すごく新しい形のアーティスト」
といった好意的な声も非常に多く見られました。
彼女の“顔を出さない勇気”が、逆に音楽の本質にフォーカスを当てることに成功したのかもしれません。
まとめ：顔を出さないのは“逃げ”じゃない──むしろ強い意志の証
「顔を隠すなんて中途半端」「芸能人なんだから顔を出すべき」と思う人もいるかもしれません。でも、tuki.さんが選んだスタイルは、自分の“創作の源”を守るための選択。
それは決して逃げではなく、自分の音楽と真摯に向き合う姿勢の表れです。
「顔が見えなくても、心は見える」
そんな彼女の音楽に、今後も私たちは魅了され続けることでしょう。