「tuki.って『晩餐歌』の人でしょ?」
──そう思ってるなら、正直それだけじゃかなり損してます。
透き通るような歌声と、年齢を感じさせない詩的な歌詞。
“顔出しナシ”のミステリアスな存在感も手伝って、2024年から一気にブレイクを果たしたtuki.さん。実は彼女、他にも名曲と呼べる作品を次々と発表しているんです。
この記事では、ファンの間で“隠れ名曲”として支持されている楽曲や、その歌詞の深さに迫っていきます。tuki.初心者の方も、ファン歴長めの方も、ぜひ最後までチェックしてみてください。
「晩餐歌」──全ての始まり。“普通の放課後”が泣ける名曲
まずはもちろん外せない代表曲『晩餐歌』。
2023年11月にTikTokでバズったこの曲は、まるで日記のように綴られる日常の一コマが、なぜこんなにも胸に響くのか──と感じさせてくれます。
歌詞抜粋:「あの時 君がくれたバカみたいな話を また思い出してる」
出典:UtaTen|tuki.「晩餐歌」歌詞
「学校帰り」「屋上」「制服」といったキーワードを、誰もが一度は経験した“過ぎ去る青春”と重ねることで、共感の嵐を巻き起こしました。
「サクラキミワズラ」──春の別れに寄り添う一曲
2024年3月に配信リリースされた『サクラキミワズラ』は、卒業や旅立ちの季節にぴったりな一曲。
歌詞抜粋:「君がいないことにも 慣れたら 寂しさじゃなくてただの春」
出典:UtaTen|tuki.「サクラキミワズラ」歌詞
別れを悲しむのではなく、乗り越えていく強さを優しいメロディーにのせて表現しています。コメント欄では「春になるたびに聴きたくなる」といった感想も多く見られ、tuki.の表現力の高さを感じる一曲です。
「サクラノカオリ」──tuki.初のコスメタイアップ曲
資生堂「インテグレート」とのコラボで話題になった『サクラノカオリ』。
彼女の中でも少し“ポップ寄り”なサウンドが印象的で、春の訪れと新しい自分への期待感が詰まっています。
「誰かになりたいわけじゃなくて、自分らしくいたい」
──というメッセージを、柔らかく香る桜のイメージに重ねた1曲です。
✅【出典】:
資生堂インテグレート×tuki.「サクラノカオリ」特設ページ
「君に会いたい」──歌詞に“あの人”を思い出してしまう
「晩餐歌」路線が好きな人には、この曲もかなり刺さります。
『君に会いたい』は、失った誰かへの未練やぬくもりを、まっすぐに綴ったラブソング。リリース当初から「えぐられる」「涙腺崩壊」とXでも話題になっていました。
歌詞抜粋:「本当はずっと、君がいたらって思ってた」
出典:UtaTen|tuki.「君に会いたい」歌詞
「風にゆれる」──未来へ歩き出すtuki.の“新章”
2025年春に活動を本格再始動させたtuki.が最初に発表した新曲。
『風にゆれる』は、これまでの“日常の切なさ”から少しだけ視点が変わり、未来へ歩き出す決意が込められた1曲です。
「風にゆれる心でも、ちゃんと前に進んでるんだ」
という一節が、リスナーに勇気を与えてくれます。
この曲からは、tuki.自身の成長も感じられ、「次はどんな曲を歌ってくれるんだろう」と期待が高まる仕上がりです。
tuki.の“言葉”に触れるたび、自分の感情が揺さぶられる
tuki.の曲って、派手な演出や難解な言葉はほとんど使われていません。
なのに、なぜこんなに胸がギュッとなるんでしょうか。
それはきっと、「自分のことかも」って思えるリアルさがあるから。
誰かの特別な1日じゃなくて、“あなたのありふれた日常”が歌になっている──そんな感覚が、彼女の最大の魅力なんです。
今はまだ顔も出していない、現役高校生アーティストのtuki.さん。でも、その歌詞と声だけで、これだけ多くの人の心を動かしているのだから、彼女の未来は本当に楽しみですよね。