「えっ、あの江口寿史さんが!?」──そんな声がSNSで飛び交っています。
10月3日から東京で始まる 「中央線文化祭」 のために描かれた広告イラストが、思わぬ形で注目を集めているんです。
実はこの駅掲出ポスターについて、江口さん本人が…
「Instagramで見かけた写真を 事前承諾なく参考にした」
と公表。さらに、
- その後に投稿者とやり取りをして承諾を得た
- 現在は“解決済み” と説明
としています。
でもネット上では…
- 「無断トレースじゃないの?」
- 「参考なら問題ないんじゃ?」
- 「有名作家だからこそ残念」
と、賛否が大きく分かれているんです。
この騒動は単なる“炎上ネタ”ではなく、
「創作と引用の境界線」
「クリエイターの信頼性」
を改めて考えさせる出来事。
この記事では、
- 問題となった経緯
- 江口寿史さん本人の説明
- SNSのリアルな反応
- 今回の件から学べるポイント
を、わかりやすく整理してお届けします。

江口寿史「中央線文化祭」イラストをめぐる“無断トレース疑惑”とは?
東京・中央線エリアで10月3日から開催される「中央線文化祭」。
その広告として掲出された 江口寿史さん描き下ろしのイラスト が、思わぬ形で話題を呼びました。
きっかけはSNS。
「このイラスト、Instagramで見た写真とそっくりじゃない?」
といった投稿が拡散され、瞬く間に “無断トレース疑惑” が浮上したのです。
ポイント整理
- イラストは「中央線文化祭」の駅掲出ポスター用
- SNSユーザーが「写真と構図が同じでは?」と指摘
- そこから「トレースでは?」という声が広がる
確かに、比較するとポーズや角度がかなり似ている部分も…。ただし、「参考」なのか「トレース」なのか の線引きはとても難しいものです。

正直、「え、江口さんほどの作家でもこんなことがあるの!?」と驚きました。有名だからこそ注目もされやすいし、炎上の火種になりやすいんだなと実感します。
問題となったイラストと“参考にされた写真”の関係性
今回注目を集めているのは、駅に掲出された 少女の横顔イラスト。
SNSユーザーが「この写真とそっくり!」と比較画像を投稿したことで、一気に広がりました。
この写真がインスタに流れてきたそうです。↓


それをトレースしたのがこちら↓


中央線文化祭のイラストは、インスタに流れてきた完璧に綺麗な横顔を元に描いたものですが、ご本人から連絡があり、アカウントを見てみたらSNSを中心に文筆/モデルなどで発信されている金井… pic.twitter.com/ond4cdH6qp
— 江口寿史 (@Eguchinn) October 3, 2025
比較されているポイント
- 横顔の角度や髪型が酷似
- 目線や表情の雰囲気まで近い
- 服装や背景はイラスト用にアレンジ
こうした共通点から、
「これってトレースなのでは?」
という指摘が出たのです。
ただし、法律的に「トレース」=写真をなぞる行為と、「参考」=モチーフにする行為は必ずしもイコールではありません。似ている=すぐアウト とは断言できない、微妙なラインなんですよね。
江口寿史さん本人の説明「事前承諾なく参考→事後承諾で解決」
炎上が広がるなか、江口寿史さん本人がX(旧Twitter)でコメントを発表しました。
内容はとても率直で、次のような説明がありました。
「Instagramに流れてきた横顔写真を事前承諾なく参考にした」
「その後、投稿者の方とやり取りをして承諾を得たので再公開しました」
江口氏の対応ポイント
- 参考にしたことを自ら公表
- 事前の承諾はなかったと認めた
- ただし、事後に本人から了承を得たため“解決済み”と説明
つまり「無断で参考にしたのは事実だけど、いまは合意が取れている」というスタンスですね。



正直に認めてすぐに説明したのは誠実さを感じます。でもやっぱり「最初に一言あれば、ここまで炎上しなかったのでは?」と思わずにはいられません。
江口氏が言及した“モデルの人物”について
江口寿史さんは、自身のX(旧Twitter)投稿でこう説明しています。
「Instagramに流れてきた横顔写真を参考に描いた。その写真の投稿者は、文筆やモデルとして活動している 金井 球(かない・きゅう)さん という方だった」
つまり、参考にしたとされる写真のアカウント主について、江口氏自ら名前を出して説明したのです。
一方で、金井 球さんご本人もSNS上で発信しており、
- 「自分の写真が知らないうちに荻窪に大きく掲出されて驚いた」
- 「その後、使用料やクレジット表記についてやり取りがあった」
と報じられています(ねとらぼなど複数メディアより)。
金井 球(かない・きゅう)さんインスタ https://www.instagram.com/tiyk_tbr/?utm_source=chatgpt.com
SNS上の反応「残念」「仕方ない?」「参考ならセーフ?」賛否両論
今回の件について、SNSではさまざまな声が飛び交っています。
一部では厳しい意見もあり、また逆に理解を示す声もありました。
批判的な反応
- 「著名な作家なのに無断で参考にするのは残念」
- 「若いクリエイターの活動を軽視しているように見える」
- 「トレースと参考の違いをはき違えている」
擁護や理解を示す声
- 「事後承諾を得て解決済みなら大きな問題ではない」
- 「イラストに仕上げる時点でオリジナリティもあるのでは?」
- 「ネット時代は過敏に反応されがち」
中立的・考察寄りの声
- 「参考と盗用の境界線は本当に難しい」
- 「今回の件はクリエイター倫理を考えるきっかけになる」
SNSを見ていると、やっぱり意見が真っ二つ。
「残念」という失望の声も理解できますが、一方で「参考ならセーフ」と割り切る人もいる。結局は“受け取り方”が大きいんだなと改めて感じました。
今回の件が示す“創作と引用の境界線”とは
今回の騒動が示したのは、ただの炎上ではなく 「創作活動と引用の境界線」 という深いテーマです。
クリエイターにとって大事なポイント
- インスピレーション源は必要不可欠
- でも他者の作品や写真を使う場合は“承諾の有無”がカギ
- クレジット表記や使用料など“透明性”も信頼につながる
「参考と盗用は紙一重」
これはクリエイターなら誰しも悩むテーマですよね。
ネット時代は、SNSで投稿された写真やイラストがすぐ拡散され、「似ている」かどうかが簡単に比較されてしまう 時代。
だからこそ「承諾を得ているのか」「透明性を確保できているか」が、以前よりもはるかに重要視されています。
私自身も趣味で創作をすることがありますが、「これ参考にしていいのかな?」と不安になることが多いです。今回の件は、クリエイターにとって“ひとごとじゃない教訓”だなと強く感じました。
まとめ|江口寿史イラスト騒動から見える“信頼と透明性”の重要性
今回の江口寿史さん「中央線文化祭」イラストをめぐる騒動は、
- 「無断トレース疑惑」との指摘
- 本人による“事前承諾なし・事後承諾あり”の説明
- SNSでの賛否両論
といった流れで大きな話題となりました。
最終的には 「承諾済みで解決」 とされていますが、この出来事が教えてくれるのは次のことです。
今回の件から学べる教訓
- クリエイターにとって “信頼”は作品そのもの以上に大切
- 事前のひとこと承諾確認 がトラブル回避の鍵
- 透明性ある説明 がファンや社会からの信頼につながる
炎上してから説明するより、最初から筋を通しておいた方がずっと楽。
好きな作家のニュースだからこそ複雑な気持ちですが、この件が「クリエイターとファンの信頼関係」を見直すきっかけになればいいなと思いました。